プロジェクトのきっかけ・コンセプト・未来
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プロジェクトのきっかけ
こんにちは、SPOONsoftwareの田淵です。
SPOONsoftwareでは業務用ソフトウェアの作成やWebアプリの作成、組み込みLinux用プログラムやFA関連のシステムなど幅広いソフトウェアの作成を行っています。以前(30年以上前)からハードウェアに興味はあり、アナログ回路をやって挫折し、PICを使おうとして挫折し、を繰り返してきました。
興味はあるのですが、自分にとってはハードウェアは難しく、何から手を付けたらよいのか分からない状況でした。書籍を購入してサンプルの回路を作っては見るもののそこから新たなことに発展させることが出来ず、そのうち別の仕事の為に別の勉強をしなければならなくなり、挫折してしまうという繰り返しだったのです。
しかし、昨今のIoTブームのせいでハードウェア絡みの仕事も多くなり、逃げてはいられない状態に至ってきました。また業務で組み込みLinux用のプログラムを作成させていただいて組み込みLinuxでのソフトウェアの出来ることの多さに気づかされました。組み込みLinuxと言いながら出来ることはほぼ通常のLinuxと変わらず、ソケット通信も通常通りできるし、スレッドプログラム(pthread)も動く、なんならデータベースもインストールできるとソフトウェア自由度の高さに驚いています。
また周辺機器やセンサー類も充実して、最近はアナログ回路の知識はほとんどなくても、I2CやSPI対応のセンサーを配置して通信してしまえば大体の事が出来てしまうようになっています。まさかこんな時代が来るとは...(出来れば10年くらい前から本プロジェクトを始めたかったですね)
そして、メインのCPUです。業務ではCore9Xを使ったハードウェア用のプログラムを組んでいましたし、Linuxのソフトウェア作成は弊社の得意分野です。それでハードウェアはRaspberryPIを使用することにしました。昨今のRaspberryPIの性能は凄いですねぇ。その辺は後で語っていくことにします。
プロジェクトのコンセプト
本プロジェクトは「ソフト屋さんがラズパイでハードウェアに挑戦する話」です。内容はかなりソフトウェア寄りになります。大体のサイトでラズパイやセンサー類の話が扱われるとき、「つないでみた」⇒「GitHubで使えるプログラムをダウンロードした」⇒「動いた」の流れになっているように見受けられます。あるいは「この液晶ディスプレイは~~をサポートしているので、××のプログラムが使える」みたいなこともよく見かけます。サンプルコードがあるので、使うのは良いと思いますが、それでは本プロジェクトは面白くないので、ハードウェアを接続したら、使用するソフトウェアに関しては仕様書を見ながら通信部分は自作しようと思います。「車輪の再開発」と馬鹿にする方もいると思いますが、一応メリットもあります。通信制御を自前で用意することによる通信モジュールの一元化がその一つです。これも今後語っていきます。
プロジェクトの未来
昔からハードウェアをやりたかったこともあり、作りたいものは大量にあります。
- 自作のドライブレコーダー
- ドローン
- 接近センサー
- 3Dスキャナ(測量用・造形用)
- ペットの自動給餌機
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